開催趣旨
MPLS(Multi-Protocol Label Switcing)技術は、当初ATM(Asynchronous
TransferMode)技術を用いて高速大容量のルータを構築する技術として、 IETF(Internet Engineering Task Force)において技術の標準化が開始された。
MPLS技術は、データリンクのマルチプロトコル化、 VPNおよびトラフィックエンジニアリング技術への適用が行われ、
今後、急速に進展するブロードバンドインターネットを支える基盤技術として期待されている。
また、MPLS技術は、現在のインターネットが抱えている多くの重要な技術的な課題を解決することができる技術と認識されている。
既に、MPLS技術を導入したネットワーク機器が市場に投入されており、
いくつかの商用サービスプロバイダは実験的運用や実運用を既に開始している。
しかし、MPLS技術を用いた運用やサービスは未だ完全には確立されていない点もあり、
実ネットワークにおける運用とサービスの提供という観点からのMPLS技術に要求されるサービスプロバイダ内
およびサービスプロバイダ間での運用ノウハウを含む実践的かつ総合的な技術を確立しなければならない。
MPLS-JAPANでは、機器開発とサービスプロバイダの運用にかかわる技術者が、個別の組織の利害を超えて技術的な協力を行う。
MPLS-JAPANの活動を通じて、MPLS技術が実ネットワークに導入され、
ブロードバンドインターネットの基盤として普及利用されるための技術の確立を推進することを、活動の目的とする。
MPLS JAPAN
2003 実行委員会 代表 江崎 浩
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