開催趣旨
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)技術は、当初ATM(Asynchronous TransferMode)技術を用いて高速大容量のルータを構築する技術として、
IETF(Internet Engineering Task Force)において技術の標準化が開始された。
MPLS技術は、VPNやインターネット等複数のサービスを統合ネットワークで実現するマルチサービスネットワーク、トラフィックエンジニアリング技術、
高信頼化のためのプロテクション技術等への適用が行われ、 次世代ネットワーク (NGN)の基盤技術として期待されている。
MPLS技術を導入したネットワーク機器が数多く市場に投入されており、商用サービスプロバイダでは、IP-VPNやL2VPNの実運用を開始してから数年がたっている。 しかし、MPLS技術を用いた 新サービス・次世代ネットワークへの適用のための要望や、実ネットワークにおける運用と安定したサービスの提供という観点からの運用ノウハウを含む実践的かつ総合的な技術を確立しなければならない。
MPLS-JAPANでは、機器開発とサービスプロバイダの運用にかかわる技術者が、個別の組織の利害を超えて技術的な協力を行う。 MPLS-JAPANの活動を通じて、MPLS技術が実ネットワークに導入され、次世代ネットワークの基盤として普及利用されるための技術の確立を推進することを、活動の目的とする。
MPLS JAPAN 2006 実行委員会 代表 江崎 浩